【実食レビュー】リニューアルしたAll-in Pastaは美味しくなった?4つの味を食べてみる

All-in Pastaシリーズはカップヌードルで同じみの日清から2019年3月に発売されました。All-in Pastaが発売してから約9ヶ月、2019年12月16日にリニューアルされました。

ここでは4つのフレーバーのそれぞれの成分や味の感想、そして最後にオススメのランキングを紹介していきます。

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バジルが香り立つ本格ジェノベーゼ

何が入っている?成分やカロリーを見ていく

All-in Pasta, ジェノベーゼ
All-in Pasta, ジェノベーゼ

パッケージに大きな変更はありません。

商品名が「国産バジルを贅沢に使った香りとコクのジェノベーゼ」から「バジルが香り立つ本格ジェノベーゼ」に変更になっています。

1食110g入りで650円ほど。リニューアル前は118gで少しソースの量が減っています。 パスタソースだけの場合、1食250円ほどです。

まず原材料を見ていきます。

リニューアル前
ソース(植物油脂、香味油、バジルソース、香辛料、ショートニング、還元水あめ、食塩、昆布粉末、たん白加水分解物)
リニューアル後
ソース(香味油、乳等を主要原料とする食品、バジルソース、植物油脂、香辛料、ショートニング、食塩、還元水あめ)

植物油脂が減っています。昆布粉末やたんぱく加水分解物といった「旨味」を与える物もなくなってます。その代わりに、乳等を主要原料とする食品が加わりました。

「乳等を主要原料とする食品」とは文字通りの物なのですが、定義が非常にめんどくさく「生クリーム」以外の乳製品とざっくり覚えておくといいかもしれません。

総称のため、「乳等を主要原料とする食品」だけだと具体的に何が入っているのか分かりません。おそらくチーズかと思います。

そして栄養量は以下の通り。

熱量:444kcal たんぱく質:24.7g 脂質:20.8g 炭水化物:43.7g 糖質:35.1g (食物繊維:8.6g、食塩相当量:2.4g)

リニューアル前のカロリー552kcalでした。リニューアル後は444kcalに大きく減っています。

1食500kcal以下を1つの節目としている感じがします。

こちらのシリーズの中では、最もカロリーが低いヘルシーなフレーバーとなっています。

ジェノベーゼはまずい?おいしい?味はどうなのか

All-in Pasta, ジェノベーゼ

中身はパスタとジェノバソースに加えて、乾燥パセリとバジルのふりかけが入っています。

ソースの封を開けると力強いパジルの香りがします。

いい香り。香りには本当に感動させられます。

ほんとに香りが強いので、学校の教室くらいの大きさの部屋だと空間全体がバジルの香りに包まれます

All-in Pasta, ジェノベーゼ

ソースはクリームが入っていない、シンプルな方のジェノベーゼ。

パセリ&バジルふりかけは量が多いです。かけすぎると草を食べている感じになるので少量ずつ足していくのがおすすめ。写真では1/5ほどかけています。

口に入れると当然かのようにバジルの香りが口に広がります。

ほんのり甘いバジルソース。チーズのような風味が加わりコクがでて、まろやかになってます。

味付けはやや濃い目。少ないソースのようでもしっかりパスタ全体に味がからまります。

バジルふりかけは徐々に足していくと、ちょっとした味の変化を楽しめます。

ただ残念なのが、シンプルな、さわやかな風味のためパスタのエグ味を感じやすい。

そして後味が… ソース由来の雑味というか草っぽさというか形容し難い後味が残る。

この後味はずっと残ります。歯磨きやマウスウォッシュが必要です。

もう一つ、なにかが足りない、チーズを追加したら美味しいかも。香りが素晴らしい分もったいないなと思ってしまいます。

とはいえ、リニューアル前より美味しくなってます。

【バジルが香り立つ本格ジェノベーゼの個人的評価】

香り
オールインパスタとの相性
総評

香り豊かなパスタソース。まろやかになって食べやすくなった。リニューアル前は正直言ってとてもじゃ無いけど食べれる物ではありませんでした。前回のと比べて間違いなく美味しくなっています。

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真っ赤なトマトのスパイシーアラビアータ

何が入っている?成分やカロリーを見ていく

オールインパスタ アラビアータ
オールインパスタ アラビアータ

価格はカップ込みで648円。

パスタソースのみ購入する場合、2食入りで540円になります。つまり1食270円ほど。

リニューアルしましたが、パッケージに大きな変更はありません。

商品名は「完熟トマトに唐辛子をきかせたスパイシーアラビアータ」から「真っ赤なトマトのスパイシーアラビアータ」変わっています。

原材料を見ていきます。

リニューアル前
ソース(牛肉、トマトペースト、たまねぎ、にんじん、セロリ、植物性たん白、香辛料、ワイン、牛脂、香味油、植物油脂、食塩、糖類)
リニューアル後
ソース(トマトペースト、たまねぎ、牛肉、チーズフード、にんじん、植物性たん白、糖類、食塩、ワイン、牛脂、トマトケチャップ、香辛料)

変更点はトマト。リニューアル前は「トマトピューレ」や「トマトペースト」など色々な形のトマトを使っていました。しかしリニューアル後は「固形トマト」だけになっていますね。

コストダウンなのか結局シンプルな材料が美味しかったのか。おそらく両方かなとは思いますが、トマトの総量や美味しさが変わらなければ問題ありません。

他に大きな変更はありませんね。

「魚醤」が入っているのが面白いですね。

魚醤とは?

魚醤とは魚を発酵させた調味料です。醤油は大豆を発酵させたものですね。ナンプラーという名前を聞いたことがあるかもしれません。ナンプラーはタイの魚醤。塩味、旨味を加える目的で使われます。

栄養量は以下の通り。

栄養量
熱量:451kcal たんぱく質:25.4g 脂質:18.5g 炭水化物:50.6g(糖質:40.6g、食物繊維:10.0g) 食塩相当量:2.8g

1食500kcal以下にきちんと収まっています。

おいしい?まずい?味はどうなのか。

オールインパスタ アラビアータ

見た目は真っ赤です。赤い唐辛子オイルが目を引きます。

真っ赤なトマトというよりは真っ赤な唐辛子オイル。香りもトマトというより唐辛子が強め。

具材を見てみます。 入っているのはトマトと玉ねぎ、そしてベーコン。トマトは細かく切ってあります。ほとんど形を保っていません。玉ねぎも煮込まれているのかほとんど確認できません。

そして残念なのがベーコン。全然入ってませんでした。

口に入れるとまずは甘味。結構甘めな味付けです。玉ねぎでしょうか?トマトの甘さとは少し違います。

スパイス?香辛料?香味野菜?わかりませんが不思議な風味が加わった甘さがあります。

甘さの後は、すぐに辛さがやってきます。こちらも結構な辛さ。酸味を伴うタバスコに近い風味です。

辛いものが苦手な人はムリかもしれません。じんわりと汗ばむ、それでもクセになる辛さです。

食べ進めて辛さに慣れてくるとトマトの味が現れます。トマトの風味、酸味もしっかりしています。

辛さを求めるのであればこのソース。 アラビアータの名に恥じない美味しさです。

【真っ赤なトマトのスパイシーアラビアータの個人的評価】

香り
オールインパスタとの相性
総評

香りが良いソース。ソースの量も多く、ピリ辛で美味しかった。甘めの味付けは好みが別れそうだが、私的には「あり」。しかし一方で、270円という価格の割には具材が少なく質素感が否めない。リニューアルでおいしくなっているのは間違い無いと思う。

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粗挽き牛肉の旨味あふれる濃厚ボロネーゼ

成分を見ていく。何がリニューアルしたのか。

外装にほとんど変化はありません。

変わった点は、商品名が「粗挽き牛肉のコクと旨味の濃厚ボロネーゼ」から「粗挽き牛肉の旨味あふれる濃厚ボロネーゼ」になったのと、「おいしくなって生まれ変わりました」が加わったくらいです。

商品名に関しては「コク」が無くなってます。急に謙虚になるスタイル。ほんとにコクがなくなったのか。気になります。

リニューアル前と後、使われている原材料を比べてみたいと思います。

リニューアル前
ソース(牛肉、トマトペースト、たまねぎ、にんじん、セロリ、植物性たん白、香辛料、ワイン、牛脂、香味油、植物油脂、食塩、糖類)
リニューアル後
ソース(トマトペースト、たまねぎ、牛肉、チーズフード、にんじん、植物性たん白、糖類、食塩、ワイン、牛脂、トマトケチャップ、香辛料)

原材料名は原則として重量順に並んでいます。

リニューアル前後を見比べると大きな変化が3つあります。

1つめは牛肉が減っている。2つめはセロリの削除。最後にチーズフードの追加です。

牛肉が減ったのはショックですね。ボロネーゼの定番具材であるセロリも無くなってしまいました。色々と厳しいのでしょうか。

一方、チーズフードが新たに加わりました。パスタとチーズの相性の良さは誰でも知っていると思います。美味しそう。

パスタとソース、合わせたカロリーは以下の通りです。

熱量:498kcal たんぱく質:31.3g 脂質:20.5g 炭水化物:52.3g(糖質:41.8g、食物繊維:10.5g) 食塩相当量:4.5g

1食で500kcalですので低く抑えられていると思います。何よりタンパク質が30gも摂れるのが嬉しいです。牛肉が入っているため、4つの中でタンパク質が最も多いフレーバーです。

オールインパスタのボロネーゼはまずい?美味しい?

封を開けるとトマトと肉の良い香りが広がります。

ソースは濃い赤色。煮込まれている感があります。

牛肉がしっかり入っていますね。牛肉が減った感じはしません。他にもみじん切りされた野菜も確認できます。

ソースの味付けはやや甘め。

口に入れるとまずはのトマトとビーフの香り。風味はビーフシチューに近いです。ほんといい香り。ワインでしっかりと煮込まれています。

濃厚なソースと牛肉の旨みがたまりません。そして新しく加わったチーズ。がっつり「チーズ!」というわけではありませんでした。ほのかに後味として肉の旨味と共にやってきます。トマトの酸味、そして最後には香辛料の爽やかな風味も感じます。

美味しいです。

前作と比べても香りが数倍良くなっていると感じます。牛肉が減量されていましたが、劇的に少なくなっているわけではなく特に不満はありませんでした。

現在までに販売されているオールインパスタのフレーバの中でも1番食べ応えがあります。

【粗挽き牛肉の旨味あふれる濃厚ボロネーゼ。個人的評価】

香り
オールインパスタとの相性
総評

香りが素晴らしいパスタソース。ソースの量も多くしっかりと作り込まれている。普通に美味しい。

バター香るコク旨和風たらこ ソースを見ていく

お洒落なパッケージデザインですね。こちらはLohacoで購入したもので、公式通販のものとパッケージデザインが違います。

早速成分表を見てみましょう。

めん(小麦粉(国内製造)、植物性たん白、卵粉、小麦全粒粉、植物油脂、ドロマイト、食物繊維、食塩、酵母)、添付調味料(植物油脂、たらこ、糖類、粉末しょうゆ、のり、バターオイル、香辛料)、ほぐしオイル(植物油脂) https://store.nissin.com/jp/products/product/9720/

めんと調味料はオールインパスタと同様です。

添付調味料がパスタソースですね。シンプルなソースだけあって特に何も入っていません。気になるのは「バター香る」なのにほとんどが植物油脂な事でしょうか。バターは香りだけといった感じです。

食物油脂とは

食物油脂はオリーブ油やパーム油などの総称ですので、何が使われているか分かりません。今回使われているものは推定ですが、パーム油であると考えています。バターの代用といえば、マーガリン、マーガリンの原料はパーム油だからです。

とくに旨味を引き出すような調味料は入っていません。シンプルなたらことバターの味付けで勝負しています。ベニコウジ色素はよく用いられている着色料で、ここではタラコの色、赤色にする目的で加えられています。

中身の方はパスタとふりかけとオイルの3つ入り。

ピンク色の袋がふりかけ。こちらに、たらこや海苔が入っています。

オレンジ色の袋は調味オイル。バター風味のオイルが入っています。

オールインパスタのたらこ味は美味しい?まずい?

ソースは乾燥したふりかけタイプ。キューピーのあえるパスタと同じタイプです。ソースをかけると、かけた所からピンク色に染まっていきます。

香りたらこと言われればたらこです。海苔が入っているからか、コンビニのたらこおにぎりの様な匂いです。いい香り。

味の方はコンビニで売っているたらこパスタと変わらないです。ほんのり甘めな味付け。パスタのエグミも感じません。良いですね! 海苔がいいアクセントになっています。少し梅干しのような酸味を感じるのですがそういった類のものは入ってなさそう。パスタ由来の酸味なのでしょうか。

調味オイルはバターの様な味。バターとはやっぱちょっと違うかな。

バターの割にはさっぱり系です。大葉を加えても美味しそう!

ラビアータやボロネーゼはソースの量が多く、ソースをどう温めるかという課題がありました。 一方このソースはふりかけタイプのため、和えるだけという簡便さが優れています。

ただ、ソースだけで200円近い値段はちょっと高いと思ってしまいます。キューピーのあえるパスタシリーズの倍以上の値段です。もう少しトッピングを増やしてくれれば良いのですが…

【バター香るコク旨和風たらこの個人的評価】

香り
オールインパスタとの相性
総評

味は悪くない。 ただ量が少なく他のソースと比べると質素感が否めません。

オールインパスタシリーズの個人的ランキング

4位:バジル

3位:たらこ

2位:アラビアータ

1位:ボロネーゼ

参考

https://www.allinseries.jp

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